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当スタジオについて

文：風見 光軌


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私たちは、作り手に出展の場を提供し、靴に関する記事やウェブブックを公開しています。


URL： giessbach-schuhgilde.com


出展や記事の更新通知等を公式LINEで行います。

なお、オークションへのご参加にあたって、公式LINEの登録は必須ではなく、未登録でも不利になることはありません。

ご希望される方のみ、ご登録いただければと思います。


URL： giessbach-schuhgilde.com/contact/line




代表：風見 光軌 顧問：椎名 亘






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出展品の説明

文：椎名 亘 編訳：風見 光軌


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Gerhard Gillesberger
"Gipfel GS"


































制作 ／ Gerhard Gillesberger

出展者 ／ Rosenmueller

作題 ／ "Gipfel GS"




ドイツのギルド系アトリエ、ジェラルドギレスベルガーが制作した作品。Rosenmueller 特別仕様。

ブロンベルグ製法を採用。約150本の杭で底付けするが、その杭は履き手の歩行に合わせて変化する。やがて靴の底面は、足の形や歩き方に合わせた応力を返すようになる。



・Upper Leather / Gillesberger "Die Limitierte Auflage"

・Sole / D.D.D.S "MASTER ALL TERRAIN PRO"

・Shoelace / D.D.D.S "THE SHOE TIE"



ギレスベルガーは、シェルコードバンやデッドストックのフロイデンベルグ・ボックスカーフも取り扱うが、より上位のオプションとして、傘下のタンナーによる自製のボックスカーフを用意している。

さらに、自製のボックスカーフには、外部のビスポークメーカーにも供給する通常品と、内部だけで扱う “Die Limitierte Auflage” がある。


革靴においては、機能同士の間にトレードオフの関係がある。同じく、革においても、機能同士の間にトレードオフの関係がある。

つまり、美しさを追求すれば、強さを失う。（例えば、肌理の細かさや柔らかさを重視して、未成熟な原皮を採用すれば、革が弱くなる。あるいは、傷や皺を隠すために加工すれば、保革ケアが不十分なまま使用され、革が弱くなっていく。）その逆も然りだ。強さを追求すれば、美しさを失う

ジェラルドギレスベルガーは、レザーを内製し、このトレードオフを極限まで解消している。そして、その傑作が “Die Limitierte Auflage” である。


Rosenmueller 特別仕様の本作は、ギレスベルガーの通常品をさらにタフにした靴であり、「地球上で最もタフで美しい靴」と称される。

上記の特別なレザーに加え、ソールメーカーと共同開発した特殊配合のラバーソールを採用する。




・ギルド系アトリエとは ― 組織の違い
記事URL： giessbach-schuhgilde.com/journal/organization/


・ギルド系アトリエとは ― 製品の違い
記事URL： giessbach-schuhgilde.com/journal/product/


・トレードオフの関係について
記事URL： giessbach-schuhgilde.com/journal/product/2/


・Gerhard Gillesberger
記事URL： giessbach-schuhgilde.com/journal/gillesberger/


・Rosenmueller
記事URL： giessbach-schuhgilde.com/journal/rosenmueller/









■ 出展価格について



価格設定および今後の価格改定につきまして、下記ページをご覧下さい。


記事URL： giessbach-schuhgilde.com/journal/price/






■ データの保存について



ギルド系作品は、一般的な高級靴に比べて、資産価値が非常に高いものです。したがって、模倣されるリスクもあります。

そこで、作品毎にID、個体毎にシリアルナンバーを付与し、それに紐づけてオーナー様のデータを保存します。

日本国内で流通するものに関しては、当スタジオの知財担当者がこれらのデータを保存いたします。

これらの事情を鑑みて、返品はとさせていただきます。

下記ページもご覧下さい。


記事URL： giessbach-schuhgilde.com/journal/macp/






■ サイズ



下記URLより、在庫のあるものからサイズをお選びいただけます。


在庫確認URL： giessbach-schuhgilde.com/gallery/rosenmueller/gipfel-gs/



なお、ご愛用中の靴（ブランドやモデル名、ラスト名等）と、そのサイズをご教示いただければ、どのサイズがおすすめできるかアドバイスいたします。

カルテにご記入いただいた場合は、その旨をお伝え下さい。


カルテURL： giessbach-schuhgilde.com/contact/index#karte







■ サイズの指定方法



１. 質問欄にて、希望サイズをお伝え下さい。

２. こちらで在庫を確保した旨の返答をします。

３. ご入札をお願いします。

４. こちらでオークションを早期終了します。


他のチャネルでも出展していますが、仮に在庫切れ等のトラブルがあった場合は、【出品者都合】でキャンセルいたしますのでご安心ください。






■ コンディション



準・新品 ／ 未着用品 （試着も含め、足入れは一度もありません。）

未着用品ですが、プレケアを施しているため、状態ランクを【未使用に近い】に設定しています。






■ プレケアの必要性・重要性



多くのギルド系アトリエは、より長く履けるものや、より美しくエイジングしていくものが、高品質であると考えます。われわれも同様です。


より長く履くためには、より美しくエイジングさせるためには、保革ケアを徹底的に行うことが必要です。

ここでの保革ケアとは、高価なシュークリームやオイルを塗布することではありません。

各々の革の特徴（タンナー、鞣しに使われた材料や技術、経過年数、状態等）に対して適切な種類・配合の油分を適量行き渡らせ、保水能力を適度に維持することです。


関連記事URL： giessbach-schuhgilde.com/book/aa/03



靴を履き下ろす前は、革内部の繊維が成分（良い成分も悪い成分も）を最も吸収しやすい状態にあり、ここで何を与えるかが靴の将来を決めると言えます。

つまり、より長く履くためには、より美しくエイジングさせるためには、特に履きおろし前のケアが重要です。

こういった考えから、私たちは、新品の靴にも保革ケアを施します。


鞣しが終わってから、ある程度の時間が経過しているため、新品の靴の革は適切な油分量や保水能力を維持していません。

また、鞣しでは均一に（どこが靴のどの部位になるか考慮されず）成分が入るため、制作完了後の靴は、特定の部位において能力不足になっています。

履きおろし前の保革ケアによって、これらの不足をカバーします。






■ プレケアの内容



私たちは、保革ケア専用のアトリエを構えています。

ここで出展される靴にも、そこでプレケアを施しています。


アッパーレザーとソールレザーに精製水を浸し、適切な種類・配合の油分（適切な種類・配合は、レザー毎に、その鞣しで使われた材料から判断します）を揉み込みます。

その際、革内部の網状層の湿度を計測しながら、油分を浸透させます。（網状層の湿度をコントロールすることが極めて重要です。）


必要に応じて以上の工程を繰り返し、最後にシュークリームで仕上げます。







■ プレケアに伴う注意点、補足等



ケア剤の揉み込みを行うと、多少の傷や皺、ソール面の染料滲み等ができます。


ただし、これらは「一度外で履けばできるもの」の範疇に収まります。

なお、足入れは行っていないため、履き皺はありません。


現代では、ほとんどの高級靴メーカーが、新品一時点に照準を合わせて製品を作ります。つまり、新品一時点でどれだけ綺麗に見せるかを大切にします。


関連記事URL： https://giessbach-schuhgilde.com/book/nb/03#3-2


それに対して、ギルド系アトリエは、履き下ろされてから役目を終えるまでの数十年間、寿命全体に照準を合わせて制作します。つまり、より長く履く履けること、より美しくエイジングすることを大切にします。

当スタジオもギルド系アトリエと同じ考えを持っています。彼らの作品を補完し、より長く、より美しく履いていただくため、プレケアサービスを提供いたします。






■ ご注意事項



・シューツリーは付属しません。

・アニリン仕上げ（染料仕上げ）では、原皮の傷や皺が隠れません。顔料仕上げの革に慣れている方は、ご留意いただければと思います。


・取引がキャンセルになると、再度プレケアを行う必要があります。キャンセル防止のため、入札者様の過去のお取引状況によっては、入札の取り消しを行います。

・取り消しを行った場合、次点の入札者様が落札者になります。高値更新されても落札の可能性がある点をご了承の上、ご参加をお願いいたします。


・その他、お気になる点、お気づきの点、ご要望等ございましたら、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

・少しでも皆さんのお役に立てるように、誠心誠意対応いたします。







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© 2022 風見 光軌 / 椎名 亘