播州三木 伝統工芸士 鉋鍛冶 山口房一作
「鍛炎」 寸八 白樫台 高炭素合金鋼 鉋作り一筋。百二十年にわたる伝統の技。 兵庫県、播州三木の伝統工芸士である鉋鍛冶：山口房一氏による鉋です。

平成19年、80歳にて引退されるまで試行錯誤と新しい製法を繰り返し、集大成とも言える鉋を作り出されました。

その一つがこの「鍛炎」です。 高炭素合金鋼を用いた永切れする鉋を実現。 高炭素合金鋼を材料として独自の製法で造られたこの鉋は、削ろう会において850尺まで削り肌は変わる事なく鏡面の様でした。

そして1,050尺削るに至るまで変わることのない艶でした。砥ぎやすく切れ味抜群、そして永切れする鉋を実現しました。

高炭素合金鋼は青紙1号から青紙スーパーの中間に位置する炭素量を含みます。
耐久性、耐摩耗性を誇る鋼として、切味が鋭い鋼材です。

山口氏が引退され、現在は数の限られる貴重な鉋です。